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2011年8月30日 (火)

(定本悲しき玩具)一握の砂以後 解説 19

「ぢつとして寝ていらつしやいと」の歌以後の表記に注目されたい。

先に述べた第2次表記(3行中の1行または2行の頭を1字下げる表記)がこの歌集ではこの歌から始まるのである。

ちなみにこのような表記を創始したのは啄木ではない。土岐哀果である。

土岐は1910年(明43)の「創作」11月号に「書斎と市街」35首を載せた時、この斬新な三行書きを実践している(ただし土岐の三行書きには啄木のように明確な目的・目標がない)。

さて、啄木は3月19日以降6月初めまで歌を作らない。その間のかれを瞥見しておこう。

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