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2011年9月 6日 (火)

(定本悲しき玩具)一握の砂以後 解説 22

おそらくこうした研究成果の上に立っての事と思われるが、そして時期は5月下旬と推定されるが、「A LETTER FROM PRISON」を執筆。

幸徳秋水が磯部四郎ら3弁護士に宛てた「獄中からの手紙」とそれへの啄木のコメントからなる貴重な記録・歴史的証言である。

そしてこれらの仕事が「創作」(若山牧水)から依頼のある長詩を醸成してゆくこととなる。

5月末に「新日本」(冨山房)から短歌の原稿依頼がきた。

おそらくその前に「文章世界」(博文館)からも注文が来ていたはずである。これらは原稿料が入るであろう大切な注文である。荻原井泉水の「層雲」(層雲社)からはずいぶん前から原稿依頼があったとみえ催促が来た。

こうして5月の啄木はきわめて精力的・生産的であった。これらの仕事は、朝平温、昼37度3~4分、午後37度6分、夜37度3~4分という体調の下でなされた。

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