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2011年10月10日 (月)

幻の啄木歌集「仕事の後」 2 

さて本書で復元したのは第1次「仕事の後」である。もちろん原稿は存在しない。しかし手がかりはある。

石川正雄が、現存する啄木の歌稿ノート4冊中の墨で描かれた大きな丸印が「仕事の後」収録歌を表す記号であると指摘したのである(石川正雄編『定本石川啄木全歌集』)。

その後藤沢全がその著『啄木哀果とその時代』において、研究を進め、8割近くの復元に成功した。

本書は先行研究者2氏の成果を継承し、函館市中央図書館・函館啄木会の高配のもと資料(カラーコピー)精査の機会を得て復元したものである。もちろん啄木が255首をどのように配列したのかは全く分からない。

したがって、本書では、分かる限りでではあるが、歌の制作順を基本に編集することにした。

その結果1908年(明41)6月から1910年(明43)4月までの啄木短歌の変遷・発展が手に取るように見えることになった。

復元された幻の啄木歌集を本書で堪能されたい。

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