« 幻の啄木歌集「仕事の後」 38 | トップページ | 幻の啄木歌集「仕事の後」 40 »

2011年12月26日 (月)

幻の啄木歌集「仕事の後」 39

鹿野の名論文の中でも、このあたりからの叙述は圧巻である。が、割愛する。

この「百回通信」を10月1日以来28回にわたって執筆してきた啄木は、11月19日執筆(21日掲載)の第28回をもって中断する。

中断の理由は不明である。朝日新聞社ではこの11月から二葉亭全集の校正の仕事が増えたこと(それは収入増をも意味するが)、そのため肉体的にいっそうしんどくなったこと、などが一往理由として考えられる。

「百回通信」を事実上やめたことで、出勤前の数時間が自由になった。

啄木がこの時間を得て、取りかかったことの1つに詩論「弓(ゆみ)(ちょう)より(副題)食(くら)ふべき詩」の執筆がある。

11月30日~12月7日に7回、東京毎日新聞に連載した。

1回~4回は自己の天才主義時代から生活者の視点獲得(現在)までの、簡潔を極めた自叙伝になっている。

« 幻の啄木歌集「仕事の後」 38 | トップページ | 幻の啄木歌集「仕事の後」 40 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533861/53557156

この記事へのトラックバック一覧です: 幻の啄木歌集「仕事の後」 39:

« 幻の啄木歌集「仕事の後」 38 | トップページ | 幻の啄木歌集「仕事の後」 40 »