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2012年1月 8日 (日)

幻の啄木歌集「仕事の後」 42

年が明けた。1910年(明43)である。

年末に父一禎が野辺地から上京し同居したこともあり、1月は生活費のために猛烈に稼いだようである。

2月初めにはクロポトキン(幸徳秋水訳)『麵麭の略取』を読み、「国家といふ既定の権力」という、時代に突出した国家概念を獲得した(「性急(せつかち)な思想))。「スバル」発禁以来感じていた国家と個人の関係の洞察は飛躍的に深まった。

同じく2月初め小説「道」を脱稿した。完成した啄木小説中の最高傑作である。

ロシア人Paul Miliyoukov:Russia and its Crisis (ロシアとその危機。全600ページ)を読みはじめる。

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