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2012年1月18日 (水)

復元啄木新歌集 出版予定

新編著『復元啄木新歌集』(桜出版)は1月19日に印刷所を出る予定です。当日出版社から見本数冊を受け取ってくることになっております。

以下は親しい新聞記者に書き送った手紙の一節です。

去年4月と6月の啄木短歌をめぐる天声人語3編に始まった啄木受容の復活の兆しは、今年年明けから上げ潮に変わってきました。

岩田さんのブログ「啄木の息」でご確認いただきたいのですが、北海道新聞の大晦日の卓上四季・1/4の啄木大特集・その他、河北新報の記事(1/1)、四国新聞等(1/1)。極めつけは毎日新聞東京夕刊(1/4、1/5)の特集、山折哲雄・三枝昂之氏の対談「啄木没後100年--啄木人気の秘密と文学と思想(上)(下)」および吉本隆明氏・西村和子氏の談話・文章そして毎日新聞の成人式向け社説(1/9)。

1月初めの10日間にこんなに! 

私が啄木研究を始めて以来の27年間で、こんな上げ潮は初めてです。上げ潮の原因を突き止めました。東日本大災害です。あれ以来日本人はバブルとその後遺症の精神状況を脱し、生活・人生・政治と正面から向き合うようになりました。

日本人の心は、とりわけ頼りなかった青年・学生の心もまた、地に着いてきました。啄木を受容する日本人の心がまたしても(大正デモクラシ-期、昭和初期、昭和10年代、敗戦後、60年安保期、生誕100年、につづいて)復活しつつあると思います。

こんどの「復元啄木新歌集」はこの上げ潮に棹をさすものでありたいです。

わたくしは今、本が無事印刷所から出てくることを祈るばかりです。

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