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2012年2月

2012年2月12日 (日)

『復元啄木新歌集』評 8 上杉省和氏

前略

御編著『復元啄木新歌集』をお送り下さり、誠にありがとうございました。

早速、拝読させていただき、真に国民的詩人の名にふさわしい天才・石川啄木の短歌(三行詩)を心ゆくまで堪能させていただきました。

しかし、それにも増して魅力的な読み物は、先生のお書きになった「解説」でした。

ほぼ百頁に及ぶ分量もさることながら、長年の啄木研究に裏付けられた、重厚にしてスリリングな筆致は、読者をして一気に読ませる迫力に満ちており、凡百の「解説」をはるかにしのぐものでした。

多くのことを学ばせていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

厳しい寒さが続き、悪性のインフルエンザも流行とのこと、くれぐれもご自愛下さいますよう。 

とり急ぎ、右御礼まで。早々

       平成二四年一月二八日    上杉省和

上杉省和さん:静岡大学・京都ノートルダム女子大学教授。著書に『有島武郎―人とその小説世界―』(明治書院)『智恵子抄の光と影』(大修館書店)など多数。とくに「文学」(1988年7月号)所載の「美登利の変貌―『たけくらべ』の世界」は「たけくらべ」92年間の誤読を打ち破った真に画期的な名論文。

2012年2月10日 (金)

『復元啄木新歌集』評 7 啄木の息-管理者

近藤典彦様

 早く早くとおもいながらも面白くて、いきつもどりつ、
やっと「啄木の息」に読後感を書くことができました。

 ブログを読んでくださる方にぜひ中身のいくつかを知っ
ていただきたくて夢中で書きました。
                                        啄木の息-管理者

啄木の息<ブログ版>2012-02-07 

http://d.hatena.ne.jp/takuboku_no_iki/

で本書が紹介されました。どうぞご覧下さい。

2012年2月 8日 (水)

『復元啄木新歌集』評 6 平岡敏夫氏

先日は「波路遙か」のおたよりうれしく拝見致しました。

 その折り「これはお喜びいただける本になるかと存じます。」とありました御編著『復元啄木新歌集』、昨日届きまして早速読みかかり、たいへんにおどろき、すばらしい御仕事をやったものだと感嘆。

 すぐ御礼状をと思っていましたら、朝日新聞の会に出席と返事していたのを思い出し、本日午前となりました。

 220頁の「中(うち)(なか)」、221頁「中(なか)」でなければ三行目の作者の悲痛云々、まさにそのとおり。

 239の「呼子と口笛」の長詩の評価、243~244「一握の砂」の評価、そして「一握の砂以後」の評価、芥川の評価、251三行歌=三行詩、白秋、ピカソの比較、253末尾「~歌人は、管見の限りではいない」の痛烈・正鵠! 

 「仕事の後」という幻の歌集の解説・味読のすばらしさ。「石一つ」の歌、鉄幹の改作の二重のたまらなさ。

 293「天才」を捨てた時、天才石川啄木が誕生した!

 「食ふべき詩」(「弓町より」)評価の四点。

 前田夕暮との関係にも深い味読がうかがわれます。

 「幻の歌集の復元によって歌人石川啄木の誕生から啄木調の成立までが手に取るように一望できるようになった」のは近藤さんのたいへんな力によるものです。

 「あとがき」の谷村新司「昴」との関わり、これを引いての啄木への思い、結びの「唯一つの言葉」の引用もよく、近藤さんやりましたねと心から思いました。

 これから歌集をこのとおり読んで行きます(すべて読んでから書くべきでしたが・・・)。不一       

                      平岡敏夫   1月28日午前

 平岡敏夫さん:日本の近代文学研究を代表する碩学。筑波大学名誉教授。群馬県立女子大学学長(1992~98)。長年にわたり多くの要職に就いて活躍。著書は単著だけで45冊。石川啄木に関するものだけでも『石川啄木の手紙』『石川啄木論』の2冊がある。そのほかに石川啄木関係の論考は『日露戦後文学の研究・上下』所収の論文ほか枚挙にいとまがない。また詩人として『蒼空』外5冊の詩集もある。

2012年2月 7日 (火)

『復元啄木新歌集』評 5 佐藤勝氏

佐藤勝さんからの手紙

 近藤典彦先生

 前著(朝日文庫『一握の砂』)も貴重な復元版の形をとられて初版当時の姿を醸しだしておられましたが、今回は『悲しき玩具』のみごとな原型再現に感動致しました。

 朝日文庫と合わせて読むと楽しさは倍増しますので、早速に周囲の人達に吹聴させて頂きたいと思います。

 また、巻末の「解説」には驚きました。解説の常識を超えて、これは一篇の「『悲しき玩具』論」であり、これだけで十分に一冊の価値があると思いました。(1月23日)

 佐藤勝さん:湘南啄木文庫主宰、国際啄木学会理事。

佐藤さんのHPへのご案内

 湘南啄木文庫 http://www.ne.jp/asahi/shonan/takuboku/

でお入り下さい。

桜出版から

以下のようなメールが入りました。

 『復元啄木新歌集』が丸善&ジュンク堂さんのネット販売で購入できるようになりました。
会員登録すると、ここに「書評」をかくことができるようです。
http://www.junkudo.co.jp/search2.jsp?VIEW=isbn&ARGS=4-903156-14-1

 引き続きアマゾンや、セブン&ワイ、紀伊国屋などでも購入できるよう になると思います。

 なお、eo(イオ)ブログというところのランキングに、「表現急行」というブログにアップされた『復元 啄木新歌集』の紹介がランキング12位として紹介されていました。

 http://blog.eonet.jp/ranking/index.html?cat=7

 それと「石川啄木ファンページ」というFACE BOOKがありましたので、今度、登録してやってみようと思います。

 http://ja-jp.facebook.com/TakubokuFan?v=wall&viewas=0

 いろいろと、これからネットで広がっていきそうです。

 桜出版 山田武秋 拝

2012年2月 4日 (土)

『復元啄木新歌集』評 4 山下多恵子氏

1月26日

 近藤典彦先生

 『復元 啄木新歌集』をご恵送くださり、ありがとうございました。

 とても感じのいい本に仕上がりましたね。ほっとなさったことでしょう。

 ご出版を心からお祝い申し上げます。

 「国際啄木学会研究年報」用の書評、ようやく書き上げました。

 この本の価値を正確に伝えることができたか……いささか心許ないのですが、一生懸命書かせていただきました。

 拙宅も私も、雪に埋もれています。しみじみと春が待たれます。

 4月から週1回、NHK新潟の「朝の随想」というラジオ番組に出演することになりました。

 40年近く続く長寿番組で、通勤の車の中で聴く人が多いようです。半年間(26回)、がんばろうと思います。

 お忙しくお過ごしのことと存じますが、お身体、ご無理なさいませぬよう。

 29日に明治大学で理事会がありますが、そのあとの東京支部会に参加させていただく予定です。

 そのときにお会いできるかしら、と期待しています。

                山下多恵子

 山下多恵子さん:国際啄木学会理事。著書に『海の蠍』『忘れな草』『裸足の女』『啄木と郁雨』、編著に『土に書いた言葉*吉野せいアンソロジー』がある。すべて未知谷刊。

 

2012年2月 2日 (木)

『復元啄木新歌集』評 3 大室精一氏

 昨夜、勤務を終えてから車で60kmを運転して帰宅が11時頃、疲れていたのですが、待望の『復元啄木新歌集』を拝読して、とてもさわやかな気持ちになりました。

 「仕事の後」については、知識不足のために今後勉強しなければと決意したところですが、生れ変った『悲しき玩具』はなるほどなるほどと感動しながら拝読しました。

 今後の『悲しき玩具』論は、この文庫本がすべて基本になるのだ、と実感しています。

 それにしても『一握の砂』に続いての快挙に感銘しています。国際啄木学会東京支部会の当日に、先生のお話が聞けることを楽しみにしています。

 2012年1月25日 大室精一

 大室精一さん:佐野短期大学教授、国際啄木学会理事、国際啄木学会東京支部長。

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