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2013年5月24日 (金)

石川啄木伝 東京編 120

 小奴は啄木が釧路を去って以後、気持ちが相当荒れたらしく 、釧路新聞に日景によって書き立てられたらしい。今は大阪炭山鉱業所(釧路)の石炭担当重役逸身豊之輔 の愛人として逸身に連れ添って上京したのである。逸身には釧路に妻と一男二女がいた。経営は順調で羽振りもいいらしい。
 啄木は上京後7ヶ月間にすっかり道念は融けてしまい、植木貞子と関係を持っただけでなく、塔下苑の女たち数人を買っている。菅原芳子にも手を出したくてラブレターを綿々と綴り、さらに平山「良子」にも引っかかった。
 そんな小奴とそんな啄木が今出会おうとしている。「卓上一枝」(三)で見たように、啄木と小奴は、在釧当時から魚心水心の間柄であった。

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