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2013年5月28日 (火)

石川啄木伝 東京編 122

 

釧路の変動をきいた。小奴は、予が立つて以来、ウント暴れたといふ。日景が予の悪口をいひ、毎日の様に小奴のことを新聞に出したといふ。…… 
 
2人の動きを追うために時間を推測しながら読んで行こう。啄木はひとしきり釧路の話を聞くと、小奴を散歩に連れだした。ソバを食べおしゃべりするだけなら、本郷に行きつけのソバ屋がある。上野にももちろんソバ屋はある。しかし啄木は小奴を浅草に誘う。魚心水心の二人は蓋平館で長話する気はなかったであろう。せいぜい30分くらいしてつまり7時頃、下宿を出たと思われる。
 散歩しようと言つて二人出た。本郷通りで予が莨を買つてる間に一寸見えなくなつた。”狐だ!”と予は実際思つた。二十間許り彼方に待つてゐた。
 それから三丁目から上野まで、不忍池の畔を手をとつて歩いた。ステーシヨン前から電車、浅草に行つてソバ屋に上つた。

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