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2013年6月 8日 (土)

石川啄木伝 東京編 127

 12月3日。(八)の一を書き、「赤痢」を書き、午後に外出。
 今日は平出君の宅に”昴”の談話会。……
 二時間許り楽しく話して帰つた。平出君の宅には、石井柏亭君、  君、太田君、北原君、平野君、あとで吉井君も来た。予は六時に辞して帰つた。何のため?
  昨夜の気持をくり返した!

 「”昴”の談話会」のメンバーはそのまま、「パンの会」創立期の主要メンバーである。パンの会はこの月の12日に第1回が催される。
 啄木は「六時に辞して帰つた」。「何のため?」 小奴との逢瀬が待っているかも知れないからである。残念「昨夜の気持をくり返した!」
 4日、「赤痢」を脱稿した。この日は阿部次郎を初めて訪い、「スバル」の原稿を依頼、「面白く話して」来た。
 12月6日。
 午後一時、三秀舎へ行つて、少し直すところがあるので”赤痢”の原稿を持つてきた。門の前で、吉井君。入つて話してると、二時頃、女中が来て”先夜の方が”といふ。小奴だ。別室に通しておいて室に戻つてくると、吉井はすぐ帰つた。奴をつれて来て、夕方まで話す。

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