« 石川啄木伝 東京編 167 | トップページ | 石川啄木伝 東京編 169 »

2013年9月22日 (日)

石川啄木伝 東京編 168

 

末広屋といふへ行つて、四人で二時頃までのんだ、実に不思議な晩であつた、そして妹のすみ子(けい)は美人で気持ちのよい程キビキビした女、十八、実に不思議な晩であつた、
二人とも酔つてゐた、そしてとんだ宿屋へとまつてしまつた、

 このところ「鳥影」の件で非常にお世話になっているので、その「お礼」の意味もあったのか。以前から現代日本第一の青年詩人北原白秋は「恋を知らない」と言っていた啄木だから、「お礼」に「恋」も教えてやろうとしたのか。
 「普通近代詩史の上では……白秋・啄木時代のあったことが忘れられている」と山本健吉の言った 、その当代最高の青年詩人ふたりが「実に不思議な晩」を今すごしている。

« 石川啄木伝 東京編 167 | トップページ | 石川啄木伝 東京編 169 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533861/58231999

この記事へのトラックバック一覧です: 石川啄木伝 東京編 168:

« 石川啄木伝 東京編 167 | トップページ | 石川啄木伝 東京編 169 »