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2013年9月26日 (木)

石川啄木伝 東京編 170

 昨日春陽堂から受け取ったのは22円75銭。記述にしたがって計算すると、啄木は昨夜から今朝にかけて8円75銭はつかっている。妻子老母に誠実な責任感を抱いていないから、こんな事ができるのだ。それにしても啄木の金銭感覚は父親譲りの異常である。
 スバル3号の編集は吉井勇が投げ出したので、木下杢太郎が引き継いだらしい。その木下に原稿を頼まれて、啄木は即答できない。当面の啄木の創作の泉は「足跡」で枯渇したのだ。
 なすことのない(今のなすべき事は小説執筆だ)日々が続く。
 2月19日になって木下から原稿催促の手紙が来る。
 22日は原稿締め切りの日だったが、「とうとう出来ず」「太田君へ詫びのハガキを出」す。

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