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2013年9月28日 (土)

石川啄木伝 東京編 171

 2月24日佐藤真一から手紙が来て、東京朝日新聞社に校正係で入らぬかとのこと。月給25円、夜勤一夜につき1円、都合30円以上。早速承諾の返事を出す。
 25日函館の妻と母および友人知人数人へ就職決定を知らせる手紙を書く。そして小奴と堀田秀子に借金申し込みの電報をうつ。啄木のつもりとしては家族上京に伴う費用の算段だったのであろうか。小奴からは翌日電報為替で20円が届く。この金の遣い方に今の啄木そのものが表れるであろう。
 そのまた翌日つまり2月27日の日記。
 九時半出かけた、出かける前に母からと郁雨君から久振の手紙、郁君は病気がよいとのこと、そして母からの手紙のことについて書いてあつた、予の心は鉛――冷い鉛でおしつくられて様になつた、ああ母! いとしい妻! 京子!
 母は三月になつたら何が何でも一人上京すると言つて来た、

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