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2013年11月 6日 (水)

石川啄木伝 東京編 190

 この試みを実行するには現在用いている当用日記では不都合である。毎日の記入部分が制限されているからだ。その日その日思う存分書き込める日記帳でなければならない。
 そこでかれはローマ字日記用のノートを用意することにした。4月7日は思うようなノートが見つからなかったらしい。4月7日分の記述は何らかの形でメモしておいたらしい。そして8日にようやく気に入った「Tyomen(帳面)」を買って来た。そして4月7日分からローマ字日記を始めた。これが4月6日、7日、8日の啄木の動きと思われる。
 買って来た「Tyomen(帳面)」は背革黒クロース装の豪華堅牢なもので、洋横罫、1ページ23行、紙数231枚、寸法は縦20、5センチ、横15、9センチである。
 小説に行き詰まった啄木のこの実験に対する意気込みの察せられる買い物ではある。

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