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2013年11月22日 (金)

石川啄木伝 東京編 198

 「ツマリ コレワ フウフカンケイ ト イウ マチガッタ セイドノタメニ オコルノダ。フウフ! ナントイウ バカナ セイドダロウ!」といって妻子を捨て去るほどの「キョウシャ(強者)」ではない。「ソンナラ ドウスレバ ヨイノカ?」 自分はこの「馬鹿な制度」の被害者として生きるしかない。「カナシイコトダ!」
 
 ペンはまだまだ走っている。外に出ると東大構内の桜も一日で半分咲いてしまった。花見の人々が着飾ってぞろぞろ歩いている。蓋平館の隣室には京都大学のテニスの選手たちが騒いでいる。日記は自らのことよりも周囲の描写に主として向けられている。
自分の問題を書くのでなければペンは快調に走る。

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