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2013年12月26日 (木)

石川啄木伝 東京編 215

         ATARASHIKI MIYAKO NO KISO.
  
YAGATE SEKAI NO IKUSA WA KITARAN !
   RHOENIX NO GOTOKI KUCHU-GUNKAN GA SORA NI MURETE,
   SONO SHITA NI ARAYURU TOFU GA KOBOTAREN !
  IKUSA WA NAGAKU TSUDZUKAN ! HITO?BITO NO NAKABA WA HONE TO NARUNARAN !
  SHIKARU NOCHI, AWARE SHIKARU NOCHI, WARERA NO
  “ATARASHIKI MIYAKO” WA  IDZUKO NI TATSUBEKI KA ?
  HOROBITARU REKISHI NO UE NI KA ?  INA, INA.
  TSUCHI NO UE NI, SHIKARI, TSUCHI NO UE NI : NAN NO ―― HUHU TO YU
  SADAMARI MO KUBETSU MO NAKI :
  HATE SHIRENU AOKI, AOKI SORA NO MOTO NI !

 この「新しき都の基礎」は恐るべき予言詩である。「フェニックスのごとき空中軍艦が空にむれ」たかのように、”超空の要塞” B29の大編隊が東京を襲ったのは1944年(昭19)11月24日のことであった。それは翌年3月10日の東京大空襲となり、各地方都市(「あらゆる都府」)への空襲となった。
 この詩は空襲を予言しただけではない。 
 「あらゆる都府がこぼたれ」たのち「新しき都」はいかなる「基礎」の上に打ち建てられるべきか。「なんの――特に夫婦などという――定まり(=きまり)」もなく、また廃墟となって「なんの区別もない空気の中に」、「はて知れぬ青い、青い空の下に」建てられるべきだ、という。

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