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2014年1月30日 (木)

石川啄木伝 東京編 232

 Ah ! Kesa hodo Yo no Kokoro ni Shi(死) to yu Mondai ga chokusetsu ni sematta koto ga nakatta.
 また「持薬」を飲んでいる(死ぬことを思っている)。
 今日は社に行こうか行くまいか、いやそれよりもまず死のうか死ぬまいか。そして台町の湯屋に行く。からだを洗い湯につかっているうちに、死のうか死ぬまいかの問題はいつしか、湯から出ようか出まいかの問題に移っている。
  Mizu wo kabutte agatta toki, Yo no Kokoro wa yohodo karokatta.
 「持薬」の効果はてきめんだ。
 湯屋を出ると「Kaku no da !」という気が起こる。往生際が悪いというべきか、不撓不屈というべきか。
 書く気を起こして部屋に帰って間もなく、今度は宮崎郁雨からの手紙。
  Yo wa ………… !  Miyazaki kun wa, 6gwatsu ni nattara Yo no Kazoku wo Tokyo ni yokoshite kureru to yu.  Ryohi mo nani mo shinpai shinakute mo ii to yu.
 金と家族上京というパンチが今日は左右のボディを襲う。それでも出社はする。
 このような事態が起こって、しかも少々の金がある。またその金は帯に短したすきに長し、遣い道がない(!?)半端な額だ。こういうとき啄木はどんな行動をするか、先が見える。

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