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2014年2月 4日 (火)

石川啄木伝 東京編 234

 啄木は美しくて品のいい(ことばも品のいい)たま子に好感を持つ。不幸な境遇に同情しつつ話を聞いていると次第にわが身にひきくらべられて辛くなる。そもそもわが身のおきどころがないような気がしたからこそ、浅草に来たのではなかったか。女の話を聞いていると、ここにさえも、だからもうどこにもわが身のおきどころはないと思う。いったい何のためにここに来たのだ。こう自問してみると、性欲の満足のためとか、酒とかの答えでは、答え尽くしていないと感ずる。「そんなら何か?」 かの決して直視したくない事実に向かってかれの自意識は動きはじめる。「自分にも分からぬ!」と自意識の動きをあわてて打ちきろうとする。
  Jiishiki wa Yo no Kokoro wo fukai fukai tokoro e tsurete iku.  Yo wa sono osoroshii Fukami e shizunde ikitaku nakatta.
 そこであらんかぎりの馬鹿をする。
   “ Watashi, raigetsu no 5ka ni koko wo demasu wa. ” to Tama-ko ga kanashi so na Kao wo shite itta.
      “ Deru sa ! Deyo to omottara sugu deru ni kagiru.”
      “ Demo Shakkin ga arimasu mono. ”
      “ Ikura ? ”
      “ Hairu toki 40yen deshita ga, sore ga Anata, dendan tsumotte 100 yen ni mo natterunnde gozai-masu wa. Kimono datte ichi-mai mo koshirae wa shimnain desu keredo……. ”

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