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2014年3月 3日 (月)

石川啄木伝 東京編 247

 4月27日に前借を申し込みかねて、時計が4時を打ってホッとした啄木、翌日麻布の佐藤北江の家までお願いにいった啄木、5月1日「首尾よく」25円の前借に成功し、ついに一夜の「安心」を得られた啄木。その翌朝20円の下宿料をとりたてられ、残りは2円になった昨日、その虎の子は岩本と清水のために消えた。一瞬にしてもとの金欠地獄に放り込まれたのだ。   今月1ヶ月をどう暮らすか。来月の家族の上京は確定的だ。何の準備もできていない。岩本と清水のめんどうもみてやらねばならぬ。もう悩みを書きとめる気もしないのではないか。気息奄々として横たわっているのではないか。その床の中で何を考えているのか。

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