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2014年10月 8日 (水)

石川啄木伝 東京編 281

 7月9日現在の石川啄木はローマ字日記の時と何も変わっていない 。金銭感覚・生業(会社勤め)の軽視・家族扶養義務の軽視・「天才」意識。
わたくしは旧著『国家を撃つ者 石川啄木』第二章において、これらを「自己の生活様式として習慣化した天才主義の名残り、別言すれば啄木の精神の底に沈殿した天才主義の滓(おり)」と規定したのだった 。
 今はもっと根深い、もっと本源的なものだと思うようになった。それは幼少年期に魂の一部を形成してしまい、今になって取り除こうとすれば、肉を抉るような激痛を伴う。それは父一禎の感化だった。

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