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2015年1月10日 (土)

石川啄木伝 東京編 323

 小川武敏が指摘したように「〈ある事柄〉といえば代助と友人平岡・三千代の三角関係に他なるまい。」  啄木は郁雨をも疑ってはいるのだ。しかし親友中の親友にそんなことを確かめることはできない。確かめるすべも無い。妻の自律性と情熱と決断力のゆたかさは十分に知っている。そこから考えれば疑いうる。しかし妻に確かめるすべも無い。聞いても言うはずがない。聞いただけで(疑ったのだから、もし二人が無実の場合は)妻との関係も親友との関係も崩れるだろう。口外は出来ない問題なのだ。苦痛であろう。ふたりの関係を掴んでいるであろうカツの方がもっと苦痛であろう 。

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