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2015年1月20日 (火)

石川啄木伝 東京編 328

 五つ目のセンテンス(唯吾人は……)の「事に当る者」とは伊藤を暗殺した「韓人」を取り調べ、処罰するであろう当局者を指すのだろう。当局者に「其途を誤る」ことのないように、つまり苛酷な処分をしないようにと、訴えているのである。なぜなら「韓人の心事」は十分に了解できるのだから。
 啄木の伊藤への尊敬の念は正真正銘最上級である。しかも今哀悼の極みにいるのである。しかしその啄木が伊藤を殺した「韓人」に対して「未だ真に憎むべき所以(ゆゑん)を知らず」という。亡国のポーランド人・インド人への篤い同情は、日本という母国によって名実ともに亡ぼされつつある韓国の人々にたいしても変わることはないのだ。

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