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2020年1月 1日 (水)

石川啄木伝1910年(明治43)編 その1

 前回ブログで記したとおり12月28日に金田一京助は

林義人の五女静江と結婚。金田一によるとこの結婚は(蓋平館

時代の)「気まぐれな石川君の無聊の産物の一つ」だった。

金田一夫婦にとってこの元旦は新婚5日目。

 啄木の年賀状1910年(明43)分のうちからこのホヤホヤの

新婚夫婦宛の一通を引こう。

 はがき紙面の右側約4分の3は絵で、左側に書く本文を戯画に仕

立てている(瑞雲、鶴、松、蜜柑、亀、「高砂のぢゝとばゝ」、餅、

エビなどがみな描かれている)。

 のこり四分の一に以下の文が綴られる。

 差し出し人は「啄木 せつ子」。

   芽出度(メデタ)々々の若松を、二もと立てゝ寿げる、年の初めの
   のどけさや、天には瑞雲たなびき鶴がまひ、地には亀が蜜柑を
   くひたがる、其処へさしかゝるは高砂のぢゝとばゝ、アレ餅が
   ある、 エビがはねる、どこへ向いても芽出度づくしのこの春を、
   遥かに 祝ひ奉る、アーラこの身の果報かな果報かな 
      四十三年一月一日
     金田一京助様   
        静江様
 
 

   Img025

    

 

   

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