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2020年7月27日 (月)

石川啄木伝東京編1910年(明治43)その187

   Ⅴ系の歌の例

  かなしめば高く笑ひき
  酒をもて
    (もん)を解(げ)すといふ年上の友

  真夜中の
  倶知安駅に下りゆきし
  女の鬢の古き痍あと

  子を負ひて
  雪の吹き入る停車場に
  われ見送りし妻の眉かな

  水蒸気
  列車の窓に花のごと凍てしを染むる
  あかつきの色

  空知川雪に埋れて
  鳥も見えず
  岸辺の林に人ひとりゐき 

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