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2020年7月15日 (水)

石川啄木伝東京編1910年(明治43)その177

 この次の休日(やすみ)に一日(ひとひ)寝てみむと
           思ひすごしぬ三年(みとせ)このかた
     →  この次の休日に一日(いちにち)寝てみむと
        思ひすごしぬ
        三年このかた

 こころざし得ぬ人々のあつまりて
          酒のむ場所がわが家(や)なりしかな
     →  こころざし得ぬ人人の
        あつまりて酒のむ場所が
        わが家(いへ)なりしかな

 邦人(くにびと)の顔たへがたくいやしげに
          目にうつる日ぞ家にこもらむ
     →  邦人(くにびと)の顔たへがたく卑しげに
        目にうつる日なり
        家にこもらむ

 あはれかの我の教へし子等もまた
          やがてふるさとを棄てて出づらむ
     →  あはれかの我の教へし
        子等もまた
        やがてふるさとを棄てて出づるらむ

 あはれかの眉の秀でし少年よ
          おとうとと呼べばちらと笑みにき
     →  あはれかの眉の秀でし少年よ
        弟と呼べば
        はつかに笑(ゑ)みしが

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