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2020年7月 7日 (火)

石川啄木伝東京編1910年(明治43)その171

 大室は椋十序文のつぎにある二つの文章(さきにわたく
しが「献辞」と呼んだもの、および「小引」とでも呼ぶべ
きもの)を「序文」と呼ぶ。一つは
  函館なる郁雨宮崎大四郎君
  同国の友文学士花明金田一京助君
  この集を両君に捧ぐ。予はすでに予のすべてを両君の
  前に示しつくしたるものの如し。従つて両君はここに
  歌はれたる歌の一一につきて最も多く知るの人なるを
  信ずればなり。
  また一本をとりて亡児真一に手向く。この集の稿本を
  書肆の手に渡したるは汝の生れたる朝なりき。この集
  の稿料は汝の薬餌となりたり。而してこの集の見本刷
  を予の閲したるは汝の火葬の夜なりき。  著者
 もう一つは
  明治四十一年夏以後の作一千余首中より五百五十一首
  を抜きてこの集に収む。集中五章、感興の来由するとこ
  ろ相邇きをたづねて仮にわかてるのみ。「秋風のこころ
  よさに」は明治四十一年秋の紀念なり。

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