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2020年7月11日 (土)

石川啄木伝東京編1910年(明治43)その174

 さて問題の一文である。「序文及び本文終りの方再校」と
あったのだった。こういう事情が見えてくる。(仮定上の)
九日、初校ゲラを東雲堂に届けたおり、「序文及び本文終り
の方再校」ゲラを至急出すことになった。が、遅い。これを
至急(啄木に)送る様」活版所に電話で催促してほしい、
というのである。届きしだいそれを校正しその「校正(ゲラ)
と共に」いま手許にある再校ゲラ全体に手を入れつつ、で
きた順番につまり「順序」送り届けることにする、という
のである。したがってこの手紙を書いた日は9日から2~
3日たっているであろう。現行『石川啄木全集』第七巻では
この手紙を10月29日の手紙のつぎ11月1日付手紙の前に入
れている。事実上10月末の場所に入れたのである。しかし
11月10日すぎの手紙と推定されるのである(表は略)。
 このつまり11月10日すぎの段階ではまだ以下の諸作業が
のこっている。
 「序文及び本文終りの方」の再校ゲラがきたら再校し東雲
堂にもどす。
 「表紙画」の色の校正を名取春仙にしてもらう。再校も
あったかも知れない。
 椋十の序文は要望とかけはなれていたらしい。これから
あらためて書いてもらうことになる。そしてその初校・再
校ゲラが往復するであろう。
 そして本文(541首分)の再校・推敲。

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