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2020年8月 4日 (火)

石川啄木伝東京編1910年(明治43)その194

 歌は必然的にロマンチシズムとセンチメンタリズムに向
かう。この時それは啄木自身の真実だから歌も真実となる。
ことに古典によって詩心は洗練され、調べは浄化された。
そのロマンチシズムとセンチメンタリズムは極上である。 
 青に透く
 かなしみの玉に枕して
 松のひびきを夜もすがら聴く

 神無月
 岩手の山の
 初雪の眉に迫りし朝を思ひぬ

 あめつちに
 わが悲しみと月光と
 あまねき秋の夜となれりけり

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